Canon PowerShot SX230HS その2

ゴールデンウイークを利用してPowerShot SX230HSをもっと使ってみようと思い出かけてみました。本当なら掛川花鳥園に向かう予定でいたのですが電車の本数が節電で減らされていたので断念して、近くのこども自然動物公園にしました。

まず、ズーム撮影を試してみました。ズームでの撮影はこの手のコンパクト機としてはよく寄れるなと言う感じてすが、FZ-18と比べるとずいぶんと差があるように感じます。SX230HSとは少しの倍率差のように考えていましたがズーム一、二段分の差は意外と感じることが出来ます。FZ-18だともう少し寄れるな、と思う場面も少なくはありませんでした。しかしながらズーム端の画像は予想よりも破綻が少なく良好な画像だと思います。

また、動物園での撮影でいつも困るのが金網越しの動物の撮影でした。SX230HSはフォーカスが優秀なのか金網からの距離が比較的近い動物も奥の動物も割と綺麗にフォーカスが合ってくれる。FZ-18ではフォーカスが泳ぎまくっていて数回撮影しないと綺麗に撮れないことが多かった。このあたりは製品としての世代の差がはっきりと現れているのかもしれない。

フォーカスが合う速度にしても、ズーム側、ワイド側でそれほど違わず、遅いと感じることはなかった。FinePix等は高速フォーカスを売りにしているのでそちらも気になっていたが、SX230HSも遅いというわけではなさそうだ。しかし今だったらFinePix F550EXRも有力な候補となっていたかもしれない。この辺のカテゴリーの機体は微妙な販売時期やわずかな実売価格の差が購入ポイントになることが多いので買い時が難しい。

時々、PCの壁紙用にフルHDサイズの画像に切り替えて撮影していたのですが、比較的サイズ変更のメニュー階層が浅く、簡単に変更できるが個人的には壁紙モードがメニューにあると良かった。トリミングなしの壁紙を撮影できるのは結構気に入っている。

フルHDの動画撮影が出来るのも最近のデジカメの特徴だが、SX230HSでは動画撮影中のズームも出来るので便利だ。また、動画撮影のボタンが独立しているので電源が入っていればすぐに動画撮影が出来る。FZ-18ではモードダイヤルの中に動画モードがあって、モードを切り替えてから撮影ボタンを押す必要があり不便だったがSX230HSではすぐに動画撮影が始められるようになっている。ズーム端がもっと高倍率ならば完全にビデオカメラはいらなくなってしまう。実際のところ、SX230HSでも十分ビデオカメラの置き換えが可能だと思う。

SX230HSを買ってすぐに予備バッテリーを追加購入した。純正品ではなく互換バッテリーだ。今回の撮影はこの互換バッテリーを使用した。特段バッテリーが熱くなることもなく保ちも普通だった。Amazon経由で710円と純正よりも遙かに安いが複数持っておくにはいい。リチウムイオンバッテリーは完全に消耗してしまうと性能がすぐに落ちて使えなくなってしまう。だから複数持っていて交互に使うのが理想なのだ。

SX230HSのカーソルキーはリングにもなっていてクルクル回るようになっている。モードを選んだり、プリビューするときにクルクル回して操作できるようになっていて操作性がいい。プレビューボタンを押してリングを回すとサムネイルが横に並んだグラフィカルなプレビューモードになる。しかし、プレビューの時には読み込みの遅いSDカードを使っていると表示がもたつく。意外なところでClass⑩のカードを使った恩恵があった。

ほかのメーカーのカメラがどうなのか正直わからないが、SX230HSは細かいところが家電ぽくって気が利いている。そのうちタッチパネルでいろいろな機能を操作できるカメラも出てくるだろうが、タッチパネルの操作は人によっては慣れがいるのでウケない可能性もある。

でもそのうちアンドロイドカメラとか出るのかな?ネットへの写真共有とかが簡単かもしれないが、カメラの操作はシンプルで楽しめる仕掛けが一番だと思う。SX230HSのリング操作は密かにedoのお気に入りなのです。

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